今日は午前10時頃から「限定19AQ5単管ヘッドフォンアンプ」の製作に取り組んだ。オリジナル通りに組み立てて、それから改造に入ろうと思っていたのですが、改造のパーツも揃っていたので一気に改造も含めて製作しました。
今回の改造案の目玉は「スピーカ端子を付け、ヘッドフォンとスピーカを切り替えられる」です。そのためのヘッドフォン端子も購入しておきました。
製作の途中でそのヘッドフォン端子を取り付けようとして、改造回路図とにらめっこしていたら、なんと購入してきたヘッドフォン端子では、スピーカとヘッドフォンの切替はできるけれども、シャント抵抗のオン・オフができないことが判明!! やってしまいました。
そこで、今日の製作ではスピーカ出力は断念し、スピーカ端子だけは取り付けてまたの機会にシャント抵抗も含め切替のできるヘッドフォン端子を購入することにしました。
高圧の125Vと150Vの切替をスナップSWで行うように改造をし、更に、ヒータ電圧の4.7V、6.3V、12.6V、18Vの切替をロータリーSWで行うように改造しました。もちろんLEDの使用個数を選択できるようにしてバイアスを変更できるようにも改造しました。
そこで、製作が終わりました。さあ、いよいよ音出しです。19AQ5をソケットに挿し、電源をオンです。結果は、製作しながら高圧回路のチェック、ヒータ回路のチェックを済ませていましたので、問題なく正常に音がでました。
春日無線変圧器さんの店頭に置いてある完成品と同じく低域の締った良い音が出て来ています。最初は高圧を125Vで音出しをしていましたが、150Vに切替ると、さらに低域が締り、全体的にカッチリとした傾向でGoodです。
さ、そこで更に改造パーツを取り出しました。LEDのバイアス回路バイパスコンデンサを入れるべくOSコン16Vの220μFを購入しておいたのです。それを取り付け聴き比べてみると、ちょっと低域が増した感じがします。
ひとまず完成した限定19AQ5単管ヘッドフォンアンプです。 まだ、真空管の取り替えなどを楽しみたいと思っているの で、前面のアクリルパネルは付けていません。 いやぁ〜、心地よい音がヘッドフォンを奏でております。
製作の過程の写真も撮りながら午後8時には製作終了しました。シャーシを組み合わせる構造になっているので、ちょっと大変だった箇所もありましたが、なんとか8時間で製作できました。昼食と休憩など2時間くらいは中断しましたが、満足な出来具合です。ノイズもまったく出ません。素晴らしいヘッドフォンアンプです。
製作の写真は、始めのうちは丁寧に撮っていたのですが、製作に熱中してくると疎かになってしまい、まとまりのない写真になってしまっているみたいですが、整理をして掲載していきたいと思っています。
今回購入したパーツセットにも19AQ5が付いていましたので、これもエージングしないとならないですね。楽しみ楽しみ。
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