限定品19AQ5ヘッドフォンアンプをヘッドフォンだけではなく、スピーカにも出力できるようにヘッドフォンジャックの交換、配線の変更をしたことは先に書きました。 音質的にちょっと低域が暴れている感じがしたのですが、いやぁ〜どうしてどうして、なかなかいい感じです。6AQ5系の球を使用した場合には、そこそこ出力も出ています。
音の傾向はとてもクリアでノイズの少ない音ですね。今接続しているスピーカはCELESTIONのF10で、能率は88dB/Wですからそう能率は高くありませんが、しっかりと鳴っています。
6AN5WAもちゃんと鳴ってくれます。音の傾向は少し軽くなった感じがしますが、バランスの良い鳴り方です。
6AK5系はバイアスを浅め(LED1個)にすると、なかなかいい感じで鳴ってくれます。これも捨てがたいです。
408A系は6AK5と傾向が似ていますが、高域の伸びの良さは流石です。バイアスはLED1個、2個のどちらでも大丈夫なのは408Aの特徴でしょうか。この小さな球がスピーカを鳴らしているのかと思うと、ちょっとびっくりです。
6AG5と6BC5は入力の感度が高いのか、ちょっと歪みっぽくなってしまいました。高域の抜けもあまりよくなく、VRを絞ってもなんかこもった感じの音になってしまいます。
PCL86シングルアンプと比べてしまえば、出力も小さいですし、負帰還も掛かっていませんからダンピングファクターもそうよくは無いと思います。しかし、結果にびっくりしています。ただ、ヘッドフォンで聴いている方が、ず〜っといいですけどね。
|