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2006年11月12日の日記

ヒータ回路の変更
 春日無線の19AQ5単管ヘッドフォンアンプでヒータ回路に電圧切替SWを付けて6AQ5や5AQ5で楽しんでいたのですが、電源トランスの温度がちょっと高いように思え、よ〜くトランスの仕様をみてみるとヒータ捲線が0.3Aとなっていました。5AQ5のときは0.6A、6AQ5は0.45A、12AQ5はパラにしていますので、0.225A×2=0.45Aも流れていることになります。
 これでは、容量オーバーですね、長時間使用していたら間違いなくトランスを壊してしまうことになります。
 6AK5でしたらヒータ電流は0.175Aなので大丈夫なのですが12AQ5、6AQ5、5AQ5が使えない。困ったことになりました。

 そこで、トランスの追加を考えましたが、それではスペースの問題、入ったとしても誘導ハムの問題が解決できなくなってしまう恐れがありますし、価格も結構しますから…。

 前に真空管試験器のPCL86用のヒータ電源を秋月で販売されているACスイッチングアダプタを使用したことがありましたので、そのタイプの12Vの仕様を見ると12Vで安定化され容量も1Aまで取れることが判りました。これなら6AQ5を使用しても余裕があります。でも、スイッチングノイズが心配されます。試験器の場合は大丈夫でしたが。

 回路を図のように変更しました。
 19Vは今まで通り、12.6VはLED用にのみ残し
 12.6V、6.3V、4.7VにはACアダプタからの
 DC12Vに変更しました。



 問題はこのACアダプタはスイッチングであることと、出力電圧が12Vであることなのです。スイッチングノイズが混入してしまってはヘッドフォンで聴くことができなくなってしまいます。電圧はなんとかなるでしょう。

 配置場所の制限がありましたが、ノイズの混入がないように配置時に誘導のイズが一番小さくなるようにしました。念のためにフェライトリングをACアダプタからの線を1回巻き付けました。フェライトコアの効果かは判りませんが、スイッチングノイズ混入はありませんでした。誘導ノイズも入りませんでした。

 電圧。12AQ5を12Vでヒータ点火してみましたが、ほぼ問題なし。6AQ5時は6Vでしたが、ほぼ問題なし。5AQ5時は4.7Vになっておりましたし、3Ωの両端電圧は1.8V、流れている電流は0.6Aになりますから、5AQ5の定格ぴったりでOKです。

 これで安心して12AQ5、6AQ5、5AQ5を使用することができます。
2006年11月12日(日)   No.102 (19AQ5単管 H.P.A.)

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2006年11月12日(日)
ヒータ回路の変更