19AQ5単管ヘッドフォンアンプの電源トランスを強化したのは既に書いたのですが、そのトランスの高圧の2次捲線のタップは125Vと150Vがありました。
最初は電源部のコンデンサの耐圧が200Vだったので125Vタップにしていたのですが、このコンデンサの耐圧を250Vにすれば150Vタップも使用でき、更にSWで切り替えられるようにすれば、耐圧の低い真空管も今まで通り使えるので、B電源の改造を行いました。
今回使用したのは250V耐圧の47μF×1個、250V耐圧の100μF×2個と3Pの1回路のSWです。整流ダイオードですが、私は独自に耐圧600Vのものを使用していましたので、そのままで大丈夫。
早速トランスの150Vタップからもリード線を出して、SWで125Vと150Vを切替て整流回路に入れるように配線を変更。平滑コンデンサは3個とも交換して全て250V耐圧のものにしました。
音は、125V(実際のプレート電圧は130V程度)と聴き比べると150V(実際のプレート電圧は180V)にすると低域が締っている感じがします。プレート電圧が上がった関係でバイアスとしては19AQ5(6AQ5系)の時は青色LED3個としています。
19AQ5単管ヘッドフォンアンプ、このアンプは奥が深いです。いろいろといじれるし、それが自分の好きな方向の音に変ってくるのが嬉しいです。
電源部の強化をしてからプレート電流がしっかりと流れるようになりました。19AQ5はかなり熱くなるようになりました。前までは電源切って真空管に触っても火傷しそうなほどではなかったですが、今では火傷しそうに熱いです。
電源SWを含めSWが6個になりました。これって異常ではないですよね。いろいろとやりたくなるアンプなんです。
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