今日(11月9日)は、久しぶりに水星が地球から見て太陽の前を横切る「水星日面通過」という天文現象の日。昨日から限られた機材でなんとか観られるように、ガサゴソとフィルターを探した。
日食フィルターで観てみたが、太陽の大きさが小さすぎて、水星どころではない。5倍のファインダーに日食フィルターを付けて観てみたが、やはりよく判らない。
そこで、望遠鏡のFC-50に日食用のフィルターを付け、観てみた。そしたら黒点、水星を観ることができた。これだけ小さな点は望遠鏡で観て初めて確認できた。ちょっと肉眼だと判らない。アイピースは25mm、18mmを使って眼視観測をした。
折角、望遠鏡で観ることができたので、何とか撮影をと思い、25mmのアイピースのところにデジカメの対物レンズを当ててコリメート式で撮影を試みた。
写真をクリックして640×480の画像を表示してみてください。 この写真はデジカメでコリメート式で撮影した水星日面通過の様子です。 太陽の左上にある大きな黒い点は黒点です。 太陽の中央よりやや右下にある小さな点が水星です。
撮影:2006年11月9日 07時51分 撮影地:千葉県 カメラ:ソニー DSC-F505V 望遠鏡:高橋製作所 FC-50
次、水星の日面通過を観ることができるのはなんと26年後になります。何才になっているんだろう…。そして、金星の日面通過は6年後になります。6年後の金星日面通過が楽しみだ。
|